- Q1 社会保険労務士に業務委託するメリットは何ですか?
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色々なメリットがありますが、労働社会保険などの手続きをアウトソーシングすることで、書類の作成、提出の手間を省き、かつ、誤りを防ぐことが可能となります。法改正の確認や専門的な知識の習得を自社の事務員や特定の部署などでまかなう必要がありません。
また、助成金などについても相談・依頼することが可能です。
煩わしい手続きなどに悩まされることなく自社の業務に専念していただけます。 - Q2 社会保険労務士に給与計算を委託するメリットは何ですか?
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給与計算は毎月行う業務であり、また金銭が関わる事から他の業務以上に時間と手間を掛ける必要があります。
給与計算とはただ単に給与総額を計算するだけでなく、社会保険料と雇用保険料も関わってきます。その保険料は従業員の給与によって異なり、給与に変更があった場合には保険料が変更となることがあります。
社会保険労務士に委託することにより、それらの保険料計算に関する複雑な業務からも開放されます。
また、未払い残業代等の未然防止もメリットのひとつです。近年、未払い残業代が社会問題となっており、会社がこれを請求された場合、最高2年間遡り、請求されます。
社会保険労務士に委託することによりそのリスクを軽減させる事が出来ます。 - Q3 委託する場合、毎月の顧問契約をしないといけないのですか?
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委託する社会保険労務士によりますが、大きくわけて顧問契約とスポット契約の2つがあります。
【顧問契約の特徴】
相談や手続代行など日常発生するほとんどの業務が含まれており、細かな料金の上乗せがない契約となります。委託業務の範囲内であれば、気兼ねなく相談や業務の依頼がしやすいのが特徴です。【スポット契約の特徴】
従業員数が少ない、職場でのトラブルがほとんどない、労務・人事に関する部署があるなどの場合は、年間に数回程度しか委託をしたい業務が発生しないことがあります。そこで特別なケースがあった場合のみ、その都度業務を依頼するのが特徴です。 - Q4 税理士に頼んでいるから、わざわざ社会保険労務士に委託しなくてもよいでは?
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それぞれ扱う分野が異なっており、税理士や会計士は、税法を中心とする「お金」のプロであり、社会保険労務士は労働法を中心とした「ヒト」に関するプロです。
「ヒト」に関するプロである社会保険労務士に委託するほうが、より具体的で、きめ細やかなアドバイスやタイムリーな提案等を受けることができます。 - Q5 今まで特に職場でトラブルが起きたことがない場合、社会保険労務士の委託は必要ですか?
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職場でのトラブルというのは、どこの会社でも起こる可能性はあります。 今まで大丈夫だったから今後も大丈夫だろうと考えるのではなく、今後も職場でのトラブルが起きないようにどうすべきかを考える必要があります。
また、表面上問題になっていないだけで、小さなことが実は従業員にとっては大きな不満になっていることもあります。その不満を解消しない場合、会社の将来に大きな影響を与えてしまうかも知れません。